第3次地域福祉活動計画の分析と評価を公表します
長岡京市地域福祉活動計画推進委員会(令和3年7月30日開催)より
①自治会との協力について
定例的な事業を自治会と協力して実施することで内容が深められネットワークができている事例、自治会の実施する取り組みを支援している事例、コロナ禍でもできることを一緒に新たに実施した事例などを始め、社協会員会費においても多大なる協力を得ることができたことでたくさんのよい地域活動ができたことを評価し、継続・発展を期待する。
②若い世代への働きかけ
民生児童委員など一部の市民は社協とのつながりは強いが、市民全体ではあまり社協を知らない。社協をもっと身近に感じられる取り組みとPRが必要。特に、学生など若年層が社協を知るきっかけづくり、働きかけを期待する。
③コロナ禍でも“場”を継続することの大切さ
コロナ禍で活動ができなかったり実施できても参加者が少なかったりしたが、制限がある今だからこそ、既存事業もその時々の状況に合わせて狙いや内容を変化させ、取組みを維持するとともに、新しい活動が生まれていた。社会情勢や地域の状況を鑑みて、常に市民と意見交換を図りながら内容を精査し柔軟に変更してきたことを評価する。
④社協が頼れる存在になり、知ってもらう努力が必要
地域のあり方が大きく変容していく中、従来社協が大切にしてきた「住民主体」の活動に寄り添う事業展開が多種多様に見られた。それは、住民の力は勿論であるが、長岡京市社協職員が地域に出向き関係性を構築しながら、住民が発言した言葉、何気なく漏らした言葉、言葉ではないが、相手の想いを想像して受けとめたこと等、それらを形に繋げていく場面が多くみられたことによるものと評価する。
また、新たな繋がりを求めた情報発信、情報受信の取組みが一層求められる中、従来のHPや広報誌以外に、インスタグラムやフェイスブック、動画配信等、一人ひとりの状況に応じた情報ツールを選択し発信していたのも評価されるべき点である。
次期計画期間においては、“黒子”としての社協の存在を全面に出し、頼れる社協になることを期待する。